内容説明
転校生のルビーは、いつも友だちのまねばかり。リボンや洋服、あげくのはてに、友だちの書いた詩までまねするしまつ。けれども先生にはげまされてルビーは…。自分らしさを探せずにいる子どもと、あたたかく励ます先生の姿を心をこめて描きます。「いじわるブッチー」で大人気作家のユーモアあふれるデビュー作。5歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
26
自分探し。個性、特技・・・。自信。付け加えて、転向したばかりだと、居場所探しの 意味もあるかな。皆が皆、自分を出すのが得意な訳ではない。シンガポールに引っ越した時の、次男が頭に浮かんだ・・・。(汗)絵は、色鮮やかなコミック調。殻を破ってスキップするルビーの活き活きした表情!特に、目を閉じたままのステップ。1人1人の子供の個性を育みたいですね。2013/12/21
たーちゃん
21
息子は「真似ばかりしていたらだめだよねぇ」と言っていました。2022/03/10
ヒラP@ehon.gohon
12
ルビーが何でも真似をするのは、自分に自信が持てないからで しょうね。でも、真似される側は、あまりにしつこいと嫌な気 持ちになるでしょうし、友だちではいられなくなるように思い ます。 先生の機転で、ルビーはクラスメイトと仲良くなりました。 自分らしさを表現すること、表現出来ることが、どれ程に大切 か、考えさせてくれる絵本だと思います。2015/03/27
白雪ちょこ
8
絵が独特の、可愛らしいタッチでカラフルでとても可愛らしい作品。 なんでもまねっこをしてしまうという主人公と、真似をされ続けてだんだんと嫌な思いをしてくる少女の二人の話。 真似をする、というのはいいことだけれど、あまりにもしすぎると相手に嫌悪感を抱かれてしまう。 そんなメッセージ性も伝わる作品だった。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
文庫連【図書館職員の方による おすすめ本の紹介】2021/11/16