内容説明
こぎつねのアーノルドは、にわとりがだいすき。いえいえ、たべるんじゃありません。友だちになりたいんです。にわとりのバフかあさんのおてつだいをして、ひよこたちのせわをするようになったアーノルドは、のうじょうのみんなともなかよくなりました。ところがある晩、アーノルドの兄さんと姉さんが、にわとりをぬすみにやってきました…。やさしくてゆうかんなこぎつねアーノルドがかつやくする、かわいい絵本です。5歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
52
「キツネの絵本読みたい」に応えて。ニワトリを友達として好きになってしまったキツネの子・アーノルドのお話。ニワトリを当然のように食べているキツネ一家の中では異色の存在。鳥小屋からニワトリを盗むのも、生きるためには必須のスキル。しかし、アーノルドはニワトリを盗む気になれず、あろうことか、鳥小屋を警護する仕事につくのだった。当然、盗みに来る兄弟たちと一悶着あるのだが・・・。アーノルドのやりたいことを認めてあげたお父さんは立派だなあと思う反面、もう少し根深い葛藤が描かれた方が良いのでは、とも思った。2017/05/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
キツネのアーノルドは、同じキツネのように、ニワトリを盗んできて食べちゃうことなんてできない。家族がニワトリを食べてても、アーノルドはピーナッツバターのサンドイッチ。可愛いヒヨコたちと仲良くなりたくて、なんと家を出て鳥小屋の警備を始めます。食物連鎖は?弱肉強食は?とツッコミどころありですが、応援したくなるアーノルドです。2019/02/11
遠い日
9
本来は相容れないものどうしが、魅かれ合う。それは、自分の家族の在り方とは相反するものだが、子ギツネのアーノルドは自分の信じる所を貫く。キツネとニワトリとの間にある反目をしっかりと乗り越えるアーノルド。こんなキツネがいてもいい。2015/01/06
kazu_tea
6
(食べるのではなく)ニワトリが大好きな子ギツネのアーノルドは、ニワトリと友達になりたいのですが・・・。 味のある絵が楽しい、特にヒヨコが可愛いです。2013/10/30
がる
4
きつねなんだけど、にわとり大好き。 自分の家族が、大好きなにわとり達を食べるのを見るのは辛いよなぁ。2011/06/21