内容説明
あるところにパパがいた。ごくふつうのパパだった。でも十二月のはじめのある日、パパはうちへ帰れなくなってしまった。仕事に夢中だったパパは、ママと子どもたちが引っこした新しい家の住所を、よく知らなかったから。それに、バスの中で、小さなよその男の子が、「パパってなんの役に立つの」なんてたずねたからだ。…でもぼくは男だ、がんばるぞ。なんとしてもうちに帰ってやる…。そしてさまざまなふしぎな人たちと出会ったあとで、パパがたどりついたのは…。ユーモラスでちょっぴりほろにがい、ゆかいなパパのぼうけん物語。小学校低・中学年~。