内容説明
ポピュレーション理論が明かす。失業者・老齢者こそ救世主に。
目次
第1章 地球の袋小路からの脱出―現代世界は危機でいっぱい
第2章 行き詰まりの経済からの脱出―不況、失業、高齢化の波のなかで
第3章 “豊かな老後”を考えることからの脱出―人はいつも現役
第4章 閉塞した「技術」からの脱出―新しい「科学」に向かって
第5章 民族間対立からの脱出―分かち合うことを説くポピュレーション理論
第6章 「技術国・日本」からの脱出―サイエンスの本質を考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芸術家くーまん843
9
逆発想の天才糸川先生が亡くなる5年前に書いた書籍。自分が生きられないであろう21世紀を見据えて私たちに伝えたかったことは?まず資本主義は60年サイクルで大きく変動するということ。そして60歳で定年で引退するのは止めなさいと提言。仕事をしていれば人は張りを持った生活ができるから生涯現役がいい。資本主義が進んでいくとグローバル化という名のもとに人が移動し世界は不安定化していく。人が移動すると文化的衝突により生活習慣が変化し社会が不安定化していく。今の時代をまさに予言する一冊。2014/04/11
Machida Hiroshi
0
日本の誇る科学者である糸川英夫さんが20年前に書いた本です。刺激的なタイトルですが、84歳にしてこの情熱には驚きました。こんな凄い人の本を今まで読んでなかったなんて、なんという機会の損失だったのでしょうか。でも今更ながらでも読めて良かったです。2014/04/17