内容説明
一六歳でフランス留学に旅立って以来、今日に至るまで〓小平の生涯は、中国共産党の歩みと軌を一にしている。本書は、〓小平の少年時代から外国留学、第一次革命戦争、そして長征に至るまでの活躍ぶりを克明に跡づけている。著者の毛毛女史は革命の参加者たちの膨大な回想録を渉猟し、折にふれて父から聞いた数多の回想を織りこみ、さらには当時の証人を訪ねて、父の激動の生涯を生き生きと描き出している。中国革命と〓小平の巨大な叙事詩である。
目次
引退の日
巴蜀の地
故郷行
故郷の家
わが家の祖先
滅びゆく民族の悲史
悲壮なる人民の反抗
孫中山の奮闘
祖父
父の少年時代〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
17
鄧小平の娘が本人から聞いた話をまとめた本です。全編を通じて鄧小平のバイタリティーを感じます。20代から精力的に共産党のために活躍しています。ひとつひとつの逸話はあっさりとしていますが、読みごたえがありました。2021/03/13
Mr.deep
3
長征開始まで。共産党員でもある娘の筆になる伝記という訳で、全体的にプロパガンダ的なというか教科書的なお利巧さんな記述に終始して伝記としての面白みは皆無。ただ、志半ばに散っていった「無名」の革命戦士たちの活躍や最期が列挙されているのが、軍記物味あってよき2024/07/07
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