出版社内容情報
梓林太郎［アズサリンタロウ］
著・文・その他
内容説明
観光で松本を訪れていた男が、泊まっている宿の名前も場所もわからないと、交番に保護された。自分の名前すら思い出せないという。その男に放火の容疑がかかった。市内の住宅街で白昼起こった火災現場近くの防犯カメラによく似た男が映っていたのだ。松本署・道原伝吉の捜査の結果、静岡市清水区に住む味川星之助と判明するが、味川は認知症を発症しており何も覚えていないという。やがて、日本平で味川の刺殺体が発見され、事件は予想外の展開を見せ始めた…。会心の書下し長篇旅情推理！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん
3
「年間四作の書き下ろし長編を刊行」だとか。このご年齢ですごい！語り部のようにするすると物語が出てくるのだろうか？「舞台の街も丹念に取材」されるからか、ご当地ミステリーとしての面白さがありました。行ったことのある土地なら尚更。後半は少々長く感じましたが、「殺人連鎖」だからそこは仕方ないかな。サクッと読了。図書館の本。2022/11/08
gumra
2
お馴染み伝吉シリーズ書き下ろし最新作！ 三人の女性の哀しい過去が... 2022/11/29
