内容説明
2039年、無政府状態となり“GHQ”の統治下にある日本。そんな日本をGHQの支配から解放する、という理念を持つ組織「葬儀社」のリーダー恙神涯は、とあるシリンダーを強奪する作戦を決行する。実行は『エゴイスト』の歌姫でもある少女、楪いのり。任務遂行中、負傷してしまったいのりは、傷を癒すため立ち寄った場所で『桜満集』という少年と出会う―。大人気TVアニメ『ギルティクラウン』にオリジナルの視点を加え、待望のノベライズ。
著者等紹介
ゆうきりん[ユウキリン]
東京都出身。『夜の森の魔女』で第19回コバルト・ノベル大賞を受賞しデビュー。『モンスターハンター』シリーズ(ファミ通文庫)では、2007年ライトノベルアワードでノベライズ部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
9
2039年、無政府状態となり“GHQ”の統治下にある日本。そんな日本をGHQの支配から解放する、という理念を持つ組織「葬儀社」のリーダー恙神涯は、とあるシリンダーを強奪する作戦を決行する。実行は『エゴイスト』の歌姫でもある少女、楪いのり。任務遂行中、負傷してしまったいのりは、傷を癒すため立ち寄った場所で『桜満集』という少年と出会う―。2012/02/18
みくきのこ™
8
ロストクリスマスを迎え、再びGHQに支配させる日本。アニメとほぼ同じ内容なので、ギルティクラウンの面白さが蘇ってきました。ハングマンがお気に入りです。2015/01/30
ぷーちゃん
6
アニメから入り、本を読んでみた。2033年、GHQの支配下にある日本。そんな日本を解放するという組織の『葬儀社』。リーダーの「涯」と普通の高校生「集」、エゴイストの歌姫「いのり」が出会った時に物語は始まる。アニメでは分からなかった部分、どうしてそういった行動を起こしたのかが分かるためアニメを見た方がより楽しめる本であると思う。アニメが集の視点で進んでるとしたら、こっちは涯の視点で物語は進む。ただ、ちょっと物足りなさを感じてしまった。アニメを見たからかもしれないがもっと集の視点でも書いてもらいたかったかも。2012/05/03
しん∞SHI−N
3
時は2039年の東京を舞台に、GHQに支配され不自由だが安全は保証された高校に通う少年・集は、友人から距離をとり、冷静沈着にネットの歌姫を眺める安寧を享受する中で、突如として日本解放を訴えるテロ集団・葬儀社に狙われる事で、命を懸けた苛烈な争いに巻き込まれる物語。 鉄の鎖に繋がれた真っ赤な歌姫救うは、頂きに印された罪の王冠。 誰しもが予測出来るであろう過ちは努めて避ける。それでも、避けられない分岐点がある。そこに絶望を視るか、希望の光を宿すか。与えられた最期の選択肢は、それを信じるままに選び抜く事である。 2014/11/14
なつこんぶ
3
ギルクラの世界観に浸ることが出来、とても良かったです。2014/09/20