内容説明
大正十四年、秋。東邦星華高等女学院に通う小梅は巴から新宿でランデヴーしないかと誘われた。不良が多いとウワサの新宿を、どきどきしながら歩く小梅と巴。その最中、乃枝によく似た女の子と出会う。女の子は乃枝の従姉妹で紅葉という。「東京にはおいしいものがないから」と大阪から屋台対決をしに東京まで来たらしい!屋台での東西対決を挑まれ、受けて立つ決意をする桜花会。しかしお嬢様たちには庶民が使う「屋台」がどういうものか分からなくて…。話題沸騰、待望の大正乙女たちの奮闘シリーズ第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺぱごじら
17
野球が縁で繋がった東邦星華高等女学院『桜花会』シリーズ第3弾。今回は一方的にライバル視されている関西のアーミア女学校からふっかけられた『一銭洋食屋台対決』。この時分の女の子達は寄ると触るときゃあきゃあいって、読んでいて面白いです(笑)。9人もいると、それはもう全てにおいて『みんな仲良し』とはいきませんが、敵の前では一致団結。適材適所で自分の役割を存分に果たします。なんというかその微妙な『距離感』が、とても上手く表現されているように感じました。屋台対決が済んで、そして次回はまた…って、続くの(驚)?2012/07/11
紫鈴
6
あれ、このシリーズこんなに百合っぽかったですか?っていうのが第一印象。洋食の新作はいいけれど、大阪のソウルフード=たこ焼きを東京の女学生が完成させるのは、ちょーっといい気はしないなぁ。あと作者、関西弁苦手なんですかね。あんまりアーミナの生徒が関西弁使ってないので。まぁ今作でお腹いっぱいってことで。☆32016/03/14
たくぞう
5
タイトルが変だと思っていたら、まさかの野球スルー!以前から食べ物描写が多い作品だとは思っていたけど、この巻はどのページ開いても食べ物が出てたね。腹減った。2010/07/19
ぽしょ
4
女学生さんたちの楽しげな毎日がよい。多い登場人物も程よく出番配分がされて、読みやすくなった。主要人物以外はこれくらいの主張がいいな。そしてもう別に野球しなくてもいいような…?2009/11/16
速水 舞
3
まったく野球をしない第3巻です。たこ焼き美味しそうだなあ。あと、小梅をめぐるバトルが楽しくなってきました。2014/05/10