内容説明
バージニア州警察署長ジュディ・ハマーは苦悩していた。トラック運転手を惨殺し略奪を繰り返す強盗団が横行。その犯人逮捕もままならぬうちに、州職員の若い女性が無残なバラバラ死体となって発見された。その腹部には警察官の犯行を示唆する刻印が。P・コーンウェルの本格警察小説。全米ベストセラー。
著者等紹介
コーンウェル,パトリシア[コーンウェル,パトリシア][Cornwell,Patricia Daniels]
マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に
矢沢聖子[ヤザワセイコ]
神戸市出身、津田塾大学学芸学部卒業。商社勤務、特許関係の翻訳などに携わり、翻訳家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
24
今回の煽り文には「本格警察小説」とあるが…否wアンディ・ブラジルは、トルーパー・トゥルースというペンネームで、犯罪者の行動を人間性や歴史的観点から探る〜てな感じのコラムを定期的にアップするウェブサイトを立ち上げる。バージニア州内では、彼のコラムに注目する人々が増え、トルーパー・トゥルースの正体をあれこれ推測したりする日常の一方で、惨殺事件からちょっとしたトラブルまで、ハマー署長とクリム知事の気持ちが安らぐ暇はない…。アンディは、官邸、街中、タンジール島etc.と飛び回り、まさにドタバタの上巻。2020/03/29
Yuna Ioki☆
22
480-111-28 翻訳家が変わったせいなのかシリーズ前二作よりは読みやすいかな。しかし、人物に重きをおいているのか、ストーリーに重きをおいているのかがわからない。。。期待してないけど面白いとは思えない。コーンウェル氏いったいどうした??2014/03/21
しあん
15
ユニークという登場人物が面白かったけれど、登場人物が散らかりすぎで分かりにくい。2019/06/09
ケイ
15
検死官シリーズがいいかげんに煮詰まってきたので、このシリーズこそはと思うが…。ハマーのもとで活躍するアンディが上巻の主役。若者が生き生きと描かれるのはいい。2011/11/26
つちのこ
3
検屍官シリーズの持ち味ともいえるシリアスな描写と違って、同じリッチモンドを舞台にしているものの、この作品はユーモア感たっぷりに物語が進む。2作目までの主役だったヴァージニア・ウエストはどっかへ飛んでいき、駆け出し警官のブラジルと、その保護者のようなハマーがバージニア州の凶悪犯罪に挑んでいく。これも見逃せない。 2001/12/23