内容説明
北海道尾礼清で起こった一家惨殺事件。容疑者として警察に身柄を拘束された冬月瞳は、釈放後、真犯人“人狼”への復讐を誓い、姿を消した。ほぼ一年後、北関東下野辺市で発生した連続噛殺事件を知った瞳は、市内の瑞穂学園高校に転入。クラス委員長・春日仁美とともに、市を牛耳るヒダカ電子の御曹司・火鷹剛毅を塾長と仰ぐ精神修養団体「青狼塾」と対立する中で、人狼少女・摩耶と出会う。しかし、摩耶は目指す相手ではなかった。剛毅、摩耶との対決を終えて、真犯人を捜すべく尾礼清に向かったふたりのヒトミ。が、瞳が仁美を利用しようと、裏切りの罠を仕掛けていた?!ワーウルフ・アクション第二弾。
著者等紹介
麻生俊平[アソウシュンペイ]
早稲田大学第一文学部文芸専修卒。『ポート・タウン・ブルース』で、第2回富士見ファンタジア小説大賞準入選。約十年の編集者との兼業を経て、現在は専業小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ファーリア
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真面目な委員長が学校サボって家出?と思ったら連休を利用してたとはw真面目なだけでなくしっかりものでもあったのかw2015/09/22
紙魚
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作中で出てくる人類と人狼はまったく別の論理をベースにそれぞれの社会を構築しているように描かれている。しかし、いずれの論理も目的は同じく社会の安定である。故に、冤罪であるのにもかかわらず社会の敵として処刑されかけた冬月瞳と、事実として掟を破ったため処刑された香我美愛とは同じ立場なのであろう。社会から放逐された彼女達に救いはあるのか?社会は当然彼女を救わない。それはもう一人の主人公である春日仁美と作者しだいなのだろう。2011/12/03
mckenzie
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好みではなかった。