内容説明
今より少しだけ未来の202X年。小学生の間では、ウェラブルコンピューター「電脳メガネ」が大流行していた。この「メガネ」をかけると、町のどこからでもインターネットに接続して情報を交換したり、データをダウンロードして必殺技を手に入れたり、実体はないのに本物そっくりの電脳ペットを飼ったり、子どもたちだけのとびきり刺激的な秘密の遊びをすることができるのだ。ただし、「メガネ」を楽しめる時間には限りがあって…。運命的に同じ日に大黒小学校へと転校して来たふたりの“ユウコ”―優子と勇子。イサコは、ダイチ率いる「大黒黒客クラブ」に、貴重な電脳物質“メタバグ”の鉱脈を教えると持ちかける。「コイル電脳探偵局」の一員となったヤサコは、フミエと共にそのあとをつけていた。一行が向かったのは「バスの墓場」と呼ばれる不思議な場所だった。“失ってしまったたいせつなもの”をとりもどすための、「メガネ」のある最後の夏がはじまろうとしていた。
著者等紹介
宮村優子[ミヤムラユウコ]
東京都生まれ。脚本家。ドラマ作品に『六番目の小夜子』(’00年NHK)、『どっちがどっち!』(’02年NHK)、『活動寫眞の女』(’99年NHK)、『ゆうれい貸します』(’03年NHK)、『慶次郎縁側日記』シリーズ(’04年~NHK)など
磯光雄[イソミツオ]
愛知県生まれ。アニメーター。劇場作品『おもひでぽろぽろ』などを経、『エヴァンゲリオン』では原画のみならず設定や脚本を担当。劇場作品『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』、『BLOOD』にも参加し、TVアニメ『ラーゼフォン』では、第15楽章の脚本・演出・絵コンテ・撮影をこなし、世界構築できるクリエイターとして注目を浴びる。実写作品『KILL BILL』のアニメパートでも作画に参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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