Tokuma novels edge<br> 電脳コイル〈2〉

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Tokuma novels edge
電脳コイル〈2〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 299p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198507527
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

今より少しだけ未来の202X年。小学生の間では、ウェラブルコンピューター「電脳メガネ」が大流行していた。この「メガネ」をかけると、町のどこからでもインターネットに接続して情報を交換したり、データをダウンロードして必殺技を手に入れたり、実体はないのに本物そっくりの電脳ペットを飼ったり、子どもたちだけのとびきり刺激的な秘密の遊びをすることができるのだ。ただし、「メガネ」を楽しめる時間には限りがあって…。運命的に同じ日に大黒小学校へと転校して来たふたりの“ユウコ”―優子と勇子。イサコは、ダイチ率いる「大黒黒客クラブ」に、貴重な電脳物質“メタバグ”の鉱脈を教えると持ちかける。「コイル電脳探偵局」の一員となったヤサコは、フミエと共にそのあとをつけていた。一行が向かったのは「バスの墓場」と呼ばれる不思議な場所だった。“失ってしまったたいせつなもの”をとりもどすための、「メガネ」のある最後の夏がはじまろうとしていた。

著者等紹介

宮村優子[ミヤムラユウコ]
東京都生まれ。脚本家。ドラマ作品に『六番目の小夜子』(’00年NHK)、『どっちがどっち!』(’02年NHK)、『活動寫眞の女』(’99年NHK)、『ゆうれい貸します』(’03年NHK)、『慶次郎縁側日記』シリーズ(’04年~NHK)など

磯光雄[イソミツオ]
愛知県生まれ。アニメーター。劇場作品『おもひでぽろぽろ』などを経、『エヴァンゲリオン』では原画のみならず設定や脚本を担当。劇場作品『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』、『BLOOD』にも参加し、TVアニメ『ラーゼフォン』では、第15楽章の脚本・演出・絵コンテ・撮影をこなし、世界構築できるクリエイターとして注目を浴びる。実写作品『KILL BILL』のアニメパートでも作画に参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

でんすけ

6
「この街で知り合ったひとたちはみんな、だいじななにかを失っているのだ。」子どもたちの見える世界でだけ、繰り広げられる電脳戦争に、それぞれの理由と影が見えはじめる。ヤサコの現実は、たしかに、大人の現実とは見えているものはちがう。ただ、フミエとも、イサコともちがう。それぞれの眼前に、それぞれの現実が展開している。過去からの投射で。ただ単に、電脳空間だとか、電脳ペットがみえる、いうだけの話ではないのです。そしてハラケンにも抱えた過去がある。2020/08/11

トモ。

5
面白いシリーズだなぁ。まだまだ2冊目で謎がいっぱい。13歳になるまでの子供だけ、というのが意味深で良いんだなぁ。2013/10/07

hoguru

4
息子11歳1人読み2022/02/03

kurogetti

4
二巻では、フミエとヤサコの仲が深まっていくのが微笑ましい。 それと同時に、フミエを含め様々なひとの過去が明らかになってゆく。 雲行きは怪しくなっていく一方だけど、節目ごとにある遊び心も楽しみたい。2009/03/17

3
スピード感抜群の話運びと謎に引っ張られて、どんどん読んでしまいました。思春期に入る前の最後の年、子どもたちの懸命なぶつかり合いがまぶしいです。2012/09/15

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