Tokuma novels
倫敦橋の殺人―百目恭市郎事件ファイル

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  • サイズ 新書判/ページ数 386p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198505974
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

1890年、倫敦。この時代の地球の首都。その中心地シティ地区とテムズ川南岸を結ぶロンドン橋のたもとに、人だかりがしている。中心にいる少年の名前は百目恭市郎。剣が宙を舞い襟元から出した白い絹のハンカチを見事に寸断した。それだけではない、少年は群衆の中の掏摸を見破り、上着を切り取り財布を散らばらした。その縁で知り合った身投げした青年ジャック。彼との因縁が始まった。そして、その夜更け、凍ったテムズ川で発見された腹を切り裂かれた女性の死体。事件は切り裂きジャック事件の再現と騒がれ、少年と一緒のジャックが疑われる。世紀末のロンドンで再び猟奇殺人が起きるのか?百目とその友人で医者の岩城初彦の超絶の推理が煌めく。

著者等紹介

阿曽恵海[アソメグミ]
兵庫県姫路市生まれ。大阪外国語大学英語科卒。東京在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つたもみじ

25
再読。時は1890年。霧の街、魔都倫敦で起きる連続猟奇殺人事件。それは「切り裂きジャック」の再来か。時を同じくして、ロンドン大学に留学中の百目恭市郎は、テムズ川に身を投げた青年を助けるのだが、彼は自らをジャックと名乗り、殺害された女への憎悪を口にする。全体的に漂う薄暗い雰囲気と、そこはかとなく漂う耽美な香り。恭市郎は少年らしい潔癖さで、傷つきながらも真っ直ぐに事件に向き合ってゆきます。雰囲気だけでなく、謎やトリック、ミステリとしても面白い作品。 >続2014/02/01

ぽんぽこ

1
切り裂きジャックの出てくるロンドンが舞台で、その時代のアンティークな雰囲気がよく表されていると思いました。トリックもシンプルで、着眼点も面白かったです。難を挙げれば登場人物の多さから、人物間の関係性が分かりにくいなあと思いました。2019/12/10

depo

0
図書館リサイクル本。面白く無かった。もし私が購入したものだったら、お金を損したと思うだろう。2020/08/08

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