内容説明
その日、上野の骨董屋『青雅堂』に店主の土門翼が帰ったのは、馬喰町の交換会のあと同業者と一杯やって夜九時を回っていた。あしたが日曜日だということもあり、息子の土門くんと一緒になってガスストーブで炙った剣先するめを肴に缶ビールを何杯かあけ、そこに寝泊まりと相成った。翌朝の五時ごろ。父親は目覚めると金縛りの状態で、しばらくして視野が戻り目だけ動かすと、横で寝ている息子の枕元に得体の知れない白い姿の何者かが立っていたのだ。土門くんは自分では見ていないのだが、その話を聞き、「りゅうが、いますか?」と骨董屋を突然訪れたふたりのチベット人僧侶を思い出した。僧侶は「あなたには、よき霊がついていますね」といったのだ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫又まこ
1
【再読】止まらなくなりました。次の「時間」までは読もうかな。あらゆる角度からそそられるシリーズなんだよね。しかし、最新巻は出ないのぉ。いろいろクレームがつきそうな話ではあるので心配。2011/10/17
月野
0
解とあったので、同じ時間軸を別視点でするのかなぁーと思ってたのですが、後日談でした。竜介をなんとか引き込みたい龍蔵さんにエールを送ります。2012/03/04
タカモー
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幽霊の謎、少し解明。2011/01/09
おれんじ
0
再読2008/10/28
権三郎
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高校生パートと警察パートがイマイチ物語として噛み合っていない部分があるが、まあ面白く読みました。2023/09/09