Tokuma novels<br> 上海幻夜 七色の万華鏡篇―朱雀十五シリーズ

Tokuma novels
上海幻夜 七色の万華鏡篇―朱雀十五シリーズ

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  • サイズ 新書判/ページ数 312p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784198505387
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

二十世紀初頭、列強各国のスパイや地下組織がしのぎを削っていた魔都・上海で、五歳の少年・朱雀が見たものは?ファン待望の朱雀幻夜シリーズ、第一弾。

著者等紹介

藤木稟[フジキリン]
大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリー、伝奇、ホラー、SF、児童書など幅広いジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズ、「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズなど著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuna Ioki☆

38
1527-223-54 ☆メイ探偵祭№10☆ 朱雀十五シリーズ第六弾。ほとんど朱雀出てきません(¯―¯٥)朱雀の父母を取り巻く世界のストーリー。2016/06/30

たち

28
1910年から1930年の上海が舞台です。作者曰く、「この時代って滅茶苦茶面白いんやもん」との事です。確かに、色々な国が欲望と阿片にまみれ、混沌としていましたね。そんな時代に生まれた、朱雀十五のルーツともいえる物語ですが、実際、十五が登場するのは、最後の一話のみでおまけにまだ五歳です。ですが、生きるためなら何でもやった貧しい人々の生き様は、切なく悲しいですが、面白くもありました。2017/08/21

藤月はな(灯れ松明の火)

13
動乱の最中、朱雀氏の両親の馴れ初めや第一作目からの重要人物である東氏の再登場、世界史や日本史用語にニヤリとし、貪欲に欲望を糧にして生きる人々が魅力的に見える短編集。まだ、目が見えていた朱雀さんが幼いながらもシニカルで聡明な子供だったのは上海で様々なことを見てきたからなのですね。短編の題名が色に因んでいるため、本当に毒々しいほど鮮やかな万華鏡を覗いているような錯覚を持ちました。作者の「1910~1930年代は面白い」という言葉には頷いてしまいます。2011/04/04

マドリン

9
読み始めて途中で短編集だと気付いた。 混乱の清朝末期が舞台。阿片の煙が漂ってきそうないかがわしい短編集。グロテスクな中に人間の欲が入り交じる。 宦官とか纏足とかちょっと怖いけど覗いてみたい世界を垣間見ることができます。2020/05/03

マーチング

7
今までグロ系の描写は大丈夫だったのに、今回は本当に「おおっと」となってしまった。顔をしかめながら読んでしまっていたし。痛い痛い。全体的に埃っぽくてざわざわしてて、雑然とした感じ。2014/04/26

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