出版社内容情報
2025年10月、原作「愚か者の身分」(徳間文庫刊)映画化決定!
新時代のクライム群像劇を、漫画界で唯一無二の光を放つ多田由美が描く!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
16
映画化もされた『愚か者の身分』を多田由美がコミカライズ。原作は未読だが、多田がこれまで描いてきた世界観との相性の良さを感じる。ヒリヒリとした、それでいて乾いた関係性の中にある一抹の情を描くのが、多田は本当に上手い。ふとした表情や仕草から、それが伝わってくるのだ。カバー画がまた素晴らしい。裏表紙にまで広がる画は、オールキャストが各々のポーズを取りながら、それぞれに視線を投げているのだが、タクヤと梶谷だけが読者に目を向けている。象徴と暗示を抱かせる、それは視線だ。2025/11/23
justdon'taskmewhatitwas
2
戸籍売買を行う半グレ集団の捨て駒、実行役の話。公開された映画版の "いかにも" なヴィジュアルに対し、マンガでは多田由美の清凉で静謐な画風が、"うざったさ" のノイズを削ぎ落し、彼らの孤独と葛藤をより際立たせているように思う──って原作の小説も映画も未鑑賞のくせに…。2025/10/11




