感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青龍
12
道原版の銀河英雄伝説、読み返し。ここで終わっているのが、残念。「黄金の翼」のアニメージュコミックは、押し入れに眠っている(筈)。小説は、手放してしまったから、文庫で読み返そうかな。2017/09/21
カキ@persicape
5
「この年、ラインハルト・フォン・ローエングラムは二十一歳。ヤン・ウィンリーは三◯歳。両者とも過去より未来に多くのものを持つ年齢であった」〈本編完〉悲しいけどこのバージョンは、続編あるけどさ。これ読めと布教された高校生の私。今思い返すと君に届けが流行ってたご時世にこれを差し出す友人パネェ(笑)読み返すと色々と読み方に変化が。前はキルヒアイス一筋だったが、ロイエンタールとシェーンコップにトキメキが。歴史小説に親しんだから読み方も深くなった。アニメ化も再度するようだからそれまでに一通り小説も漫画も読んどきたい。2017/01/13
JACK
5
☆ 自らの半身とも言える存在、キルヒアイスを敵の凶弾によって失ったラインハルト。彼は姉にすがるが、彼女は「疲れたら私のところへいらっしゃい。でも、あなたはまだ疲れてはいけません」と諭す。ラインハルトの「宇宙を手に入れること、そのためならどんなことでもやろう。失ったものの大きさを思えば、せめてそのくらいは手に入れなくてどうするのか」というモノローグが切ない。巻末に収録されたラインハルトとキルヒアイスの少年時代を描く番外編「黄金の翼」は涙無しには読む事が出来なかった。2012/12/03
tamanya7
3
失いたくないものがなくなってしまった人は、どこまで強くなるのだろうか。たとえ約束通り、全てを手にしたとしても、心の虚は満たされず、いつか自己破壊を起こしてしまうのでは。一方、ヤンの抱えた矛盾も、処理しきれなくなる時がくると思う。その時の彼の対処が楽しみ。外伝のラスト、その後を知る故に切ない。2012/09/22
たお
3
本編は色々な残務処理的展開。黄金の翼と本編とではキャラクターデザインが違っている。新書版小説の挿画は加藤直之氏だったかな?ヤンのオジサン臭さはなんとなく、加藤氏のイラストを遠く匂わせるようなイメージだった。2012/09/21