感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青龍
13
道原先生の「銀河英雄伝説」を読み返し中。内容が濃い巻だった。ジェシカ、登場したときは、ここまでストーリーに関わるとは思わなかった。原作でも、彼女の死は、悲しかった。今回の表紙はシェーンコップ。原作では特に好きなキャラではなかったけど、道原先生版は格好いいぞ!ラストのラインハルトの決断、最初に読んだ時もショックだったな。2016/08/04
放蕩長男
7
「たしかにブラウンシュヴァイク公は不運な人かもしれない。だが、その人に未来を託さねばならない人々は、もっと不運なのではないだろうか」 この物語にあって、帝国側主人公ラインハルトは特異な立ち位置にいます。それは誰にも縛られない自由です。権力やしがらみに縛られ、思うように動けず翻弄される人々が溢れているのに、彼だけは終始自分で行動を選び、権力を笑い飛ばし、頂点を目指し続けています。そんな彼が、初めて非道な決断をしました。戦争の早期決着のため、200万人の民を見殺しにしたのです。この意味は、深いと思います。2016/09/26
たお
6
おいしいトコてんこ盛りな巻。メルカッツ提督、いいなぁ。ヴェスターラントへの決断……ここをやり直せたらと読む度に思う。オーベルシュタインの冷徹さはラインハルトと相容れない。2012/09/07
JACK
4
◎ 銀河帝国、自由惑星同盟それぞれの内乱は激しさを増していた。ラインハルトは容赦なく反乱勢力を叩きのめし、ヤンは味方に攻撃を加える事に苦悩しながら戦う。そして、ラインハルトは貴族の非人同的な行いを市民に知らしめるためにある決断をするのだが…。最後の展開は読めなかった。先が気になります。2012/11/25
紅ノ色
4
表紙がシェーンコップvv この人の生き方とか、すごく好きです。カッコイイよねぇ。本編はいよいよ帝国の内乱が大きくなり、その影響(というか、ラインハルトの画策)で、同盟内部もにわかに騒がしく…。そしてそして、いよいよ運命のヴェスターラント。これはもう、いよいよ次巻か、その次かなぁ…涙なくしては読めなくなるのは。それはおいといて。メルカッツ提督も好きです。帝国軍服姿が、なんだか逆に新鮮に感じるw2012/08/18