内容説明
下巻では、本来のインターネットがもっている潜在能力を100%発揮させるマルチメディア技術やマルチキャスト技術、さらに映像(ビデオ)やインターネット電話(VoIP)などの技術を紹介しながら、放送と通信が融合していく過程を捉えています。次世代のモバイル・システムとして登場するIMT‐2000や新しいWeb用のマークアップ言語であるXMLをはじめ、次世代のバックボーン・ネットワークを支えるWDM(波長分割多重技術)なども紹介しました。
目次
対談・石田晴久vs.村井純―インターネットで変わる社会
モバイル・インターネットの基礎と第3世代のモバイル技術
インターネット電話とインターネット放送/会議の基礎
WBTからe‐エデュケーションへ展開する産業教育と学校教育
新しいビジネス・モデルが拓くEC(電子商取引)の基礎
EC(電子商取引)のインフラとなる「IP VPN」
マルチメディア・インターネットとQoS/CoSの基礎
マルチメディア圧縮の基礎とファイル・フォーマット
HTMLからXMLへ発展するWeb用言語の基礎
インターネットにおける知的財産権と法律
第2世代から第3世代へ向かうインターネット技術
著者等紹介
石田晴久[イシダハルヒサ]
多摩美術大学教授/東京大学名誉教授。日本のインターネット草創期から今日まで、インターネットの普及・発展に力を注ぎ、日本の「インターネットの父」とも言われる。東京大学物理学科を卒業(1959年)後、アメリカ、アイオワ州立大学電気工学科でPh.D.を取得。1982年、東京大学大型計算機センター教授に就任。MIT研究員、ベル研究所客員研究員を務めるなどの国際派。日本インターネット協会会長(1993~1997年)、Internet Society(ISOC)副会長(1996~1998年)など、インターネットの国際活動にも大きく貢献。1997年より現職。『UNIX最前線』(共立出版、1993年)、『インターネット自由自在』(岩波新書、1998年)など著書多数
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