出版社内容情報
銀河を分けるふたつの勢力、銀河帝国と自由惑星同盟。それぞれを代表するふたりの英雄、ラインハルトとヤン・ウェンリーの知略に満ちた戦いが宇宙の運命を変える。今巻では、ロイエンタールとミッターマイヤーの出会いを描いた過去篇も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青龍
16
道原先生の「銀河英雄伝説」を読み返し中。双方の上層部の無能ぶりからの展開を中心としつつ、ミッターマイヤーとロイエンタールの過去が語られる。この表紙、好きです!「黄色い薔薇でプロポーズ」という、間の抜けた男のエピソードを遠い昔に読んだ記憶があり、ずっと、何の小説だったか思い出せなかった私...そうか!ミッターマイヤーだったか。でも、最近、黄色い薔薇の花言葉に、いい意味が加わったようです。黄色い薔薇が好きな私は、ちょっと複雑。元の花言葉、気に入っているのに。2016/08/01
放蕩長男
7
「特権は人の精神を腐敗させる最悪の毒だ」 銀河帝国の内乱が、疾風のヴォルフの華麗な高速戦術によって始まります。大貴族たちの主将を務めるメルカッツ提督は、物語序盤でラインハルトの指揮下にいた老将です。堅実で実直。しかし指揮官が有能であろうとも、それを振り回す君主が出張っては、全く意味がありません。軍務に政治的思惑を絡めたらロクなことになりません。孫子の兵法そのものです。 おまけで、帝国の双璧の過去話が載っていました。真逆の性質を持つ親友とは、見ていて気持ちのいいものです。2016/09/26
たお
4
仕組まれた革命と内乱。帝国の双璧。思い切りの『山』はなく、淡々と進む。小説ではもう少しドラマチックだった記憶か。……オーベルシュタインの犬が想像を超えて可愛かった2012/09/07
JACK
2
◎ 銀河帝国では皇帝の崩御によって空位となった権力の座を巡って貴族たちが対立を強めていた。また、一方の自由惑星同盟では腐敗した政権を打倒すべくクーデターが起こる。それぞれの勢力の中で繰り広げられる争いに、ラインハルトとヤンはそれぞれどのように対するのか。今までと毛色の違う戦いを描いていて面白い。2012/11/24
カキ@persicape
1
きたよ死亡フラグ(つД`)ご存命のうちに記憶に焼き付けとかにゃ(T ^ T)今巻ミッターマイヤーロイエンタールの魅力炸裂。ミッターマイヤーの清く正しくって感じもたまらんけどロイエンタールの過去たまらん。「あなたの心が欲しいわ」「それは無理だ。それは持っていない」『幼い頃に作りそこねた』惚れてまう(//∇//)このコンビ忘れていたので、初読高校生の私は節穴⁉︎と思ったら短編は収録されてなくて未読かも。文庫化完全収録万歳\(^o^)/ラインハルトは激情的になるとこがまだ幼い。戦局から目を離せない、おもろい‼︎2016/01/11




