内容説明
天皇親政の実現と鎌倉幕府打倒こそ、天の命ずる使命だとかたく覚悟されている後醍醐天皇は、日野資朝・日野俊基らと倒幕を密議されたが、正中元年、六波羅の知るところとなって事は破れた。豪宕にして英邁無比の帝は、危難に屈せず元弘元年、笠置山に挙兵されたが、雄図むなしく隠岐配流の身となられたのだった。人皇、九十六代、古今無類の英傑、苦難の生涯を描く書下し大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
1
1991 解説 福島行一 村松剛『帝王後醍醐』 S51.02 自分の理想を貫ぬき通した 5回の京都脱出 <正中の変> 第1回目の倒幕計画 日野利基 吉田定房の密告 日野資朝について 吉田兼好 ◎倒幕の芽 賀茂川 鞍馬山系 日野資朝 六十余州国同じ方向へ 日野利基 蔵人頭 日野の枝葉の出身 日野資朝 本流で権中納言 花山院師賢(もろたか) =尹大納言弾正台 四条隆資ー中納言 洞院実世ー警備 平成輔 四位少将 「日野の双輪」 法眼玄基 聖護院の僧 足助次郎重節 多治見国長 土岐左近頼定2008/01/23