内容説明
神も仏も自分には関係がない、と思って暮らしている人が多いが、それは違う。6世紀に公伝されてから、千数百年の間に、仏教は日本人の心の中にしっかりと根づいたのだ。日常、なにげなく使っている言葉の中に、仏教の用語や思想が息づいているのである。本書は、「輪廻転生」「慈悲」「諦め」「縁起」「方便」など、24のことばを取りあげ、その意味を説き、人はいかに生きるべきかを語りかけてくる。
目次
輪廻転生
業と宿業
苦
無分別の心
般若の智慧
中道
愛
仏の本願
慈悲
六道輪廻
地獄・極楽
解脱
諦める
廻向
縁起
空
戒と律
無我
応病与薬
涅槃
方便
不可思議:布施
倶会一処
「仏教者である」ことと「仏教者になる」こと