内容説明
一流大学を卒業、若い胸を希望でふくらませて、資本金50億円の玉屋建設に入社した松田千次郎は、19年のキャリアを持ちながら、いまだに資材課の係長にすぎない。上司に反抗したため、出世の道からはずされたのだ。そうなったサラリーマンはもはや色と私欲に溺れるしかない。松田は、友人で、代議士秘書の矢代と組んで資材購入の工作で裏金を手にする一方、愛人との肉欲にはしるのだが…。力作企業小説。
一流大学を卒業、若い胸を希望でふくらませて、資本金50億円の玉屋建設に入社した松田千次郎は、19年のキャリアを持ちながら、いまだに資材課の係長にすぎない。上司に反抗したため、出世の道からはずされたのだ。そうなったサラリーマンはもはや色と私欲に溺れるしかない。松田は、友人で、代議士秘書の矢代と組んで資材購入の工作で裏金を手にする一方、愛人との肉欲にはしるのだが…。力作企業小説。