内容説明
将軍秀忠と正室お江の方の間に生れた家光が、次男を偏愛する母のため廃嫡されようとしたのを救ったのは乳母春日局であった。明智光秀の甥であった彼女の父は家康の密命で、本能寺の変を謀ったという。その功を背に大奥に勢力を張る春日局は、孤立する家光の後楯となり家康に直訴、三代将軍に就けた。父秀忠とは対照的に、大胆な施策で元和堰武の太平の世を現出させた家光だった。書下し時代長篇大作。
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- 和書
- 心に雨が降った日に開く本
将軍秀忠と正室お江の方の間に生れた家光が、次男を偏愛する母のため廃嫡されようとしたのを救ったのは乳母春日局であった。明智光秀の甥であった彼女の父は家康の密命で、本能寺の変を謀ったという。その功を背に大奥に勢力を張る春日局は、孤立する家光の後楯となり家康に直訴、三代将軍に就けた。父秀忠とは対照的に、大胆な施策で元和堰武の太平の世を現出させた家光だった。書下し時代長篇大作。