内容説明
何でもないシチュエーションの中に立っているだけで、どこか役者気分になれるのも、旅のそそのかしのひとつだ。この本は旅の本でもあり、街に関するエッセイでもあるが、私の役者気分による夢日記とも言えるだろう。銀座の路地裏からメキシコシティまで、直木賞作家が贈る旅の極意。
目次
背中合わせの街
水面にゆれるグリコのネオン
渋谷パルコ通り・ビーズ色の街
ハチ公前よみがえる
路地・小路・神楽坂
不思議路地の唐十郎
気仙沼の雪は海面に消えた
ルチャ・リブレの世界
大井町「時代屋の主人」
レインハットの老紳士
青山1丁目からの道
キャバレー現代の語り部たち
池上とプロレスの因縁
シャイな宝塚〔ほか〕
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- 和書
- 陶芸技法の手引き