内容説明
古代史の全体像を把握するには、先人の研究から導き出される“パラダイム”(ものの見方)についての知識が必要である。―この考えから、著者は邪馬台国について、日本古代史上代表的なパラダイム四つをあげ、さらに数理文献学の方法を駆使し、科学的検証を展開する。本書は、「邪馬台国東遷説」というパラダイムの船に乗り、卑弥呼の宮殿へ探検に出かけた著者の、日本古代世界への案内書である。書下し。
目次
第1章 古代史像は、多くの顔をもつ―四つのパラダイム
第2章 第四のパラダイム・和辻哲郎の古代史観―邪馬台国東遷説
第3章 古き都の記憶
第4章 邪馬台国を探検する
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