内容説明
電子写真、バブルジェット技術、光学技術、精密加工技術をコアとして、情報通信機器、ワークステーション、テキスタイル・プリント、半導体製造装置、医療機器、ソフトウエア開発、次世代液晶ディスプレイ、太陽電池、光学技術応用スピーカーとマルチプルに事業を展開するグローバル企業キヤノン。そこには、ものまねと評された日本企業の姿はない。1992年の米国での特許登録件数第1位という卓越した技術開発力の源泉を、企業内改革、マネジメント発想、技術開発の軌跡のなかに探っていく。
目次
1章 昭和50年代から始まっていた無血リストラ
2章 シンクロリーダー、電卓の失敗を乗り越えて
3章 再編、改組されて戦力化した技術開発部隊
4章 技術開発を支えた特許、財務の戦略的発想
5章 バブルジェット、新技術開発に賭ける夢
6章 真のエクセレントカンパニーを目指して