内容説明
アメリカが揺らいでいるいま、日本が豊かにならないと世界が危ない。真の国際国家への転換・内需拡大を積極的に推進することこそ、日本ができる世界経済への貢献である。気鋭の第一線エコノミストが描く、日本・世界経済の今日と明日。
目次
プロローグ 強い円、豊かな日本が世界に果たす役割
アメリカが揺らいでいる(米国は大丈夫か;世界経済の運営ルールが変わる;米国の課題は国内再建と国際協調)
何のための「国際化」か(国際化と摩擦の関係;国際金融摩擦の問題;日本の国際的評判)
日本の大いなる歪み(日本は豊かなのか貧しいのか;個人は「消費不足」、企業は「貯蓄あまり」の日本)
相互依存化した世界経済の不安(ドルの威信失墜がまねく世界大恐慌;途上国債務問題の行方)
豊民化のための国際化(「内への国際化」が最重要;住宅・通勤・消費革命をおこせ;日本が考える世界経済のルール)