内容説明
開拓時代名残りの欺瞞や暴力のなか、ロックフェラー家の祖先は、偽薬売り・重婚者・強姦者として追われながら財を成した。狂った神学者ワイスハウプトの顧いと、石油と奴隷売買で太った一家の金銭欲が合体してそれからは、表の歴史と裏の歴史と、恐るべき矛盾の20世紀が始まった。理想のために生きようとする人々と、ただ世界君臨のためのの権力欲で支援する狂った財力とで、天使は悪魔の手先きに、そして大衆はいつも追い使われるだけの奴隷に終わるという時代が始まったのだ…。思想の持つ矛盾に寄生した、これは業魔の物語。
目次
ロックフェラーの仮面を剥ぐ
先祖は精神病的犯罪者―「ドク」ウィリアム・エイブリー・ロックフェラー(詐欺師)
宗教を隠れ蓑とした精神病的犯罪者―ロックフェラー王朝の開創者ジョン・D1世
ニセ信仰者にして精神病的な怪物―極悪非道な父の「影」ジョン・D2世
病的精神の血統―ネルソン・ロックフェラーとスケールアップされた悪の道
広報担当者の見たネルソン・ロックフェラー
ネルソン―ルーズベルト大統領の顧問
ネルソン・ロックフェラーの左傾化運動
国務次官補ネルソン・ロックフェラー
国際連合の場で同盟国を裏切る
アメリカ政治の暗黒―ネルソン、共和国の指導者を1人1人消していく
ロックフェラーの代理人
マッカーシー上院議員を罪に陥れ、共和党を破滅に導く
共和党の独裁者―ネルソン―党に「強引に割り込んで」いく
大統領への野望―ネルソン、共和党の指動者ニクソンを蹴落す
ロックフェラーの陰謀―その犯罪計画、愚行、悪行、腐敗
ロックフェラーの選挙公約