不動智神妙録

不動智神妙録

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784192422116
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C1012

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井上裕紀男

19
過去読です。 沢庵和尚が柳生但馬守に仏法を通して剣を説いていますが、秀逸なのは「迷わずに動きを止めないこと」を人との関わりについて問いかけていることのように思います。 心がどこかに「ある」「置いている」状態では結局人の話をうまく聞くことはできない。己が身全体に心が行き渡れば「何かにとらわれること」が無くなる。分かっていてもできないが、自分の心がどんなものなのかを追求していく価値はここにあるような気がします。 水のように流れれば相手に捉われることもなく、自分の道を進んでいけるのでしょうか。2021/06/18

Hiroki Nishizumi

5
再読。宗教、仏教書のはずであるが、武道指南書そのもの。心は不動でありながらどこにも置かない、といった心得についてこれほど的確な本はない。2019/04/01

nek

4
沢庵ってかなり志の強い方だったんですね。反権力を掲げたパンキストに近い存在。なのに、体制側から好かれてしまうという魅力を持った人物でもあった。会って話してみたいです。2017/10/25

Hiroki Nishizumi

4
難しそうな表題だが、内容はいたってシンプル「無明住地煩悩」、心がとらわれてはいけない、迷ってはいけない、無心無念、自由自在になるようにと繰り返し説明している。しかしながら、これこそ言うは易し行うは難しであり、現実に直面したときにはなかなか実践できない。出来れるようになれば正に道を極めたことであり、それを目指して修行するのだが・・・ またこの本は訳者池田諭が冒頭記述している「沢庵の今日的意味」の章が良い。このような解説が書けることは素晴らしいと思う。2012/11/05

monotony

4
たくあん漬けで有名な沢庵和尚が柳生宗矩に送った兵法書。心のあり方を説いたその思想は心身統一合氣道会での学びとの共通項も多い。心の囚われをなくす。。。武道と仏道。まさに剣禅一致の教えです。ちなみに帯に沢庵が宮本武蔵の師であったという記述があるけど。これは史実にはない話。吉川英治の創作による影響が大きい。三国志演義みたいなもんですね。2012/07/15

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