内容説明
社会科は、いまや「解体」の危機に瀕している。われわれは、その事態を憂え、立場を越えて、社会科「解体」に反対する緊急シンポジウムを開催した。本書には、その全記録のほかに、「解体」論関係の考えを示す資料(未公開資料を含む)と、社会科について長年情熱を持って実践し、研究してきた諸氏の意見が掲載されている。
目次
1 社会科はどうなるか(社会科シンポジウムを開くまで;なぜ社会科を守らねばならないか;社会科「解体」の動向とねらい―資料解説をかねて)
2 シンポジウム・社会科の「解体」をめぐって
3 社会科「解体論」への私の発言(社会科「解体」の動きをどうみるか;低学年社会科と「生活科」構想;地理・歴史「独立論」について)