内容説明
本書では、四年生で確実に身に付けさせたい言語の基礎的技能、言語活動の基本的能力、言語の統合発信力について指導と評価の一体化を明確にすることを目指した多くの授業実践を収録した。学習目標に合致した教材選びから始まり、教科書教材の生かし方を探り、子どもたちの意欲を生み出す投げかけを工夫している。また、評価規準を明確にし、子どもに応じた支援・指導を具体的に記し、日常の一時間の授業の中での絶対評価のあり方を示している。
目次
1 生きて働く基礎・基本の評価基準と絶対評価の方法(国語科の授業における評価規準の明確化と段階的指導;国語科授業における絶対評価の必要性 ほか)
2 授業改革を目指す絶対評価規準と方法(基礎・基本・統合発信力の評価活動;児童が生きる絶対評価基準と方法 ほか)
3 基礎的技能が定着する絶対評価(ちょうどよい声の大きさや速さで話そう;漢字を正しく書こう ほか)
4 基本的能力を養う絶対評価(自分の考えが分かるように、筋道を立てて話そう;話の大事なところを書きとめながら聞こう ほか)
5 統合発信力が育つ絶対評価(意図をはっきりさせてインタビューをする;事実を感想とを区別して書こう ほか)
著者等紹介
瀬川栄志[セガワエイシ]
現在、中京女子大学名誉教授、日本子ども文化学会名誉会長、全国小学校国語教育研究会名誉顧問、全国国語科教育研究会名誉会長、全日本言語教育学会会長。東洋大学国文学科卒業。公立学校教諭、東京都教育委員会指導主事、東京都公立小学校長を歴任。その間、文部省教育課程教科等特別委員・教育課程調査研究協力者並びに副委員長。学習指導要領指導書作成委員、NHK学校放送教育番組企画委員。現在も全国的規模で授業理論の確立に活躍中
平山ちかゑ[ヒラヤマチカエ]
現在、加藤学園暁秀初等学校校長特別顧問、日本国語教育学会理事、静岡県沼津国語同好会代表。「第三の書くの授業展開」「国語教育実践記録」への実践掲載、沼津国語同好会の著書「読みに生きる『視写』の研究」「読みをつくる視写」「『書く』のひろがり『書く』のたのしさ」の執筆、編集に携わってきた
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