内容説明
図工科・美術科教育の可能性として、単なる自己表現活動にとどまらず、思春期の子どもたちが地域と関わる中で成長していくというアートを媒介にした学校づくり、もしくは地域によるコミュニティづくりがクローズアップされている。生徒が変わった!地域の人と繋がった!という学校の「アートプロジェクト」の実践、地域のアートに関わるグループの実践等を示し、その中でのファシリテーターとしての教師の役割を考えていく。
目次
蔵の美術展―空き蔵が造形空間に(小学生)
旧北陸道アートin小杉―町のイベントに参加する(小学生)
ぼうけん島の探検―段ボールで遊ぼう(幼児・小学生)
高齢者交流アート―高齢者と交流し版画カレンダーにして贈る活動(中学生・高齢者)
地域と連携した中学校の「卒業展」(中学生)
商店街アート―店長の等身画をつくり展示する活動(中学生)
地域注文アート―地域の注文で作品をつくり展示する活動(中学生)
道路ふれあいアート―フェンスを花模様のシートで飾る活動(中学生)
アートセレモニー―阪神淡路大震災の思いを表し集う活動(中学生)
中学生による美術公開講座(中学生・地域住民)〔ほか〕
著者等紹介
神吉脩[カンキオサム]
兵庫県加古川市立山手中学校教諭
竹井史[タケイヒトシ]
富山大学人間発達科学部助教授
栗山誠[クリヤママコト]
大阪総合保育大学講師
三嶋眞人[ミシママサト]
神奈川県藤沢市立白浜養護学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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