内容説明
本書には、前書『「分析批評」入門「10」のものさし』の続編として、発問をどうつくり出すか、授業をどう組み立てるかが紹介されています。各ジャンルごとに授業の組み立て方の基本コースを示し、実践とともに詳しく紹介されています。
目次
1 「分析批評」の授業 組み立て方の原則
2 「『10』のものさし」からの発問 こうつくる
3 「分析批評」物語の授業 こう組み立てる
4 「分析批評」詩の授業 こう組み立てる
5 「分析批評」説明文の授業 こう組み立てる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Eiichi
1
今年36冊目。これまでの指導過程の中で、なぜその発問をしたのか。発問の質・順序性など無意識で行っている部分も多い。整理して理解するツールである。2015/03/08
にくきゅー
0
発問づくりの原則、説明文のものさしの提案など、前作を更に発展させた内容が記されている。米洗う前を〜の二つ、三つの解釈が面白かった。芦田恵之助は生きているか、死んでいるかを問うことで二つ、三つを検討させたという。この発問のあとに、生きているなら、なぜ二つ、三つなのですか、と発問し、つっこんでいって、蛍の光が見えたっていうことに気づかせる展開はありかなぁ。2017/12/26