内容説明
本書は、現在、算数科で求められる言語活動をPISAで提案されたアーギュメンテーションという語で明確化した。そして、アーギュメンテーションにより算数を生み出す活動を通して、算数・数学的にみて価値ある思考力・判断力・表現力を育てる問題解決授業を提案した。
目次
第1章 言語活動としての問題解決授業―思考力・判断力・表現力の基礎としての算数的価値の追求(思考力・判断力・表現力を育む算数科、問題解決の授業;徳育として算数的価値を追求する問題解決授業;読解リテラシーの低迷と言語活動の充実;算数的活動の充実:算数の創り方と価値意識の醸成)
第2章 「学び直し」とアーギュメンテーションの実現―意味と手続きによる授業づくり(教育課程における「学び直し」とアーギュメンテーション;拡張場面におけるアーギュメントの構造;拡張場面におけるアーギュメントの方法)
第3章 アーギュメンテーションによる問題解決授業の改善(アーギュメンテーションによる問題解決授業;PとノンPからQを導く一般化のふるい:加点を超えた選択・判断;活用・発展としての「学び直し」と「仕方の学習」;アーギュメンテーションによる「展開の様相」)
第4章 アーギュメンテーションによる「学び直し」を実現する対話型問題解決の授業(考えの妥当性のアーギュメントに焦点を当てた展開例;一般化のふるいによる決着に焦点を当てた展開例)
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