内容説明
学級担任と子ども、あるいは保護者との関係も従前どおりにいかなくなってきている。意思の疎通を図るにも「阿吽(あうん)の呼吸」では上手くいかず、具体的な事実を示したり、言葉で相手によく説明して理解を求めたりすることなどが必要になってきている。よく言われる説明責任(accountability)が求められているのである。本書は、このような現実を踏まえ、小学校と異なり子どもとの接触時間の少ない中学校学級担任が、どのようにしたら生徒や保護者との間の信頼関係を築いていけるかの問題意識の下に、その具体的方策を示したものである。まさに仕事ガイドブック的発想で作成したものと言える。
目次
1章 2年の学級担任・説明責任を果たす仕事への心構えと重点(新たな出会いにのぞむ教師の思い;緊張する中学2年生との出会い;中学2年生の何が難しいのか;不安と不満がうずまく中学2年生の保護者;中学2年生の学級担任に問われるもの)
2章 2年の学級担任の仕事・取組みのマニュアル365日(一学期の取組みマニュアル;二学期の取組みマニュアル;三学期の取組みマニュアル)
著者等紹介
渡部邦雄[ワタベクニオ]
日本特別活動学会会長。東京農業大学教授
永沢正己[ナガサワマサキ]
青森県五所川原市教育委員会。指導課主任指導主事
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