内容説明
本書は、「学習する集団」をつくりたいと切に願う中学教師のために編まれた。力なき中学教師集団の、一つの提案である。
目次
1 学級は「学習する」ためにある(「授業」こそが「学習の場」である;独りで「学習」してはならない ほか)
2 授業で「学習する集団」を育てる(国語の授業で「学習する集団」を育てる;社会の授業で「学習する集団」を育てる ほか)
3 「学習する集団」を育てる学級づくりの技術(何事も初めが肝腎である;「学習する集団」には規範が必要である ほか)
4 思春期だからこそ「学習する集団」なのである(「人とのかかわり」が大切なのだ;思春期だからこそ)
著者等紹介
長野藤夫[ナガノフジオ]
TOSS中学網走みみずくの会代表。TOSS中学機関誌『トークライン中学』編集長。北海道留辺蕊町立温根湯中学校教頭
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T.E
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向山先生は、「中学では、内容を教える以上に、学習システムを教えることが大切だ。」と述べている。本書は、ありとあらゆる実践を通して、学級を「学び合う集団」に育てる方法を示している。「教室を、ただの個の集まりにしていては、学校で教わる意味が無い。学び合う集団にしてこそ、学校教育に意義が出る。」という主張にとても共感した。学び合いといえば、協同学習のような型だけをイメージしていたのだが、向山型数学のように、活動は一人一人でも、結果的に学び合いが成立する例もあるのだと感じた。TOSS実践は奥が深い。2012/01/13
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