内容説明
子どもの人格が健全に発達するためには、乳児期から高齢期に到るまで、その時々の重要他者からの受容を必要とする。特に乳児期、幼児期、青少年期は、人格形成期であるので、受容の欠乏は、致命的な外傷経験を与える。そのようなわけで、本書では、学校における重要他者としての教師の生徒指導機能として、受容の必要性とその展開をとくに強調している。
目次
1章 生徒指導の意義と役割
2章 人格形成機能としての生徒指導
3章 生徒指導―受容と要求の実践的統一
4章 学級経営をとおした生徒指導
5章 教科の授業をとおした生徒指導
6章 反社会的行動(校内暴力)の構造と指導
7章 反社会的行動(いじめ)の構造と指導
8章 非社会的行動(不登校)への対応
9章 問題行動と家庭のしつけ