内容説明
「学力低下」を心配する声がマスコミ等でよく聞かれます。それを受けてか、これまできびしく指導要領への準拠を求めていた文部科学省は、その方針を転換したようです。本文以外のコラムなどでは総ページ数の一割程度まで、指導要領の範囲を超える記述を認めました。これが、具体化するのは、２００３年度に検定を受ける教科書からになると思われます。教科書も徐々に発展的な内容を加えてくるようになるでしょう。中教審でも、「補充的な学習」や「発展的な学習」が重要であることを強調しています。「補充的な学習」や「発展的な学習」を学習指導要領に明記するよう求める中間報告案が出されました。教科書では足りない分を補充する、またはさらに深い内容に発展する、そうした「プラスワン」の学習が必要になってきます。この本には、内容面でも学習技能面でも、こうしたニーズに応えるようにしました。どのような単元からでも「補充」「発展」が可能なように、ほぼ網羅しています。
目次
１章 単元の内容にプラスワンする発展教材
２章 単元の学習技能にプラスワンする発展教材
３章 ６年の社会科で単元のまとめに発展させたい活動事例プラスワン教材
４章 ６年の教科書資料にプラスワン教材
５章 ６年の教科書から発展して子供の活動を促すプラスワン教材
６章 授業の中でそのまま使える６年プラスワンファックス教材
７章 総合的な学習の時間へつなげるプラスワン教材
著者等紹介
向山洋一［ムコウヤマヨウイチ］
ＴＯＳＳ代表
谷和樹［タニカズキ］
１９６４年生まれ。神戸大学教育学部卒業。現在兵庫県加東郡滝野町立滝野南小学校教諭。１９９９年から２０００年まで２年間、兵庫教育大学大学院修士課程にて社会科教育学を専攻。ＴＯＳＳ関西中央事務局。ＴＯＳＳインターネットランド開発室。法則化サークル「ＴＯＳＳ西風」・ネットサークル「西風Ｅ‐ｎｅｔ」代表
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