内容説明
本書では、社会科授業の設計、分析に際しての理論を明示し、総合的学習との関係が曖昧な状況を打破する。このことによって、社会科と総合的学習の境界を明らかにし、それぞれの役割を明確にしていきたい。その結果として、「ズバリ言う『社会科中心で大丈夫だ』」という内容を示していく。
目次
社会科固有の授業理論を語ろう
社会科授業で育てる子ども
構造的知識の学習
社会科授業における探究過程
合理的意志決定
社会認識の空間的・時系列的位置づけ
社会科カリキュラム構造の提案
概念探究過程の単元・本時設計
教科内容としての「学び方」
社会科教授方法論
価値判断・未来予測能力を育てる―価値論争授業
社会認識、市民的資質の評価
社会科と総合的学習・道徳の関係
著者等紹介
岩田一彦[イワタカズヒコ]
兵庫教育大学文部科学教官教授。1942年生まれ。1971年広島大学大学院教育学研究科博士課程教育学専攻単位取得。福井大学教育学部講師、助教授、兵庫教育大学助教授を経て、1988年より現職
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