内容説明
現行の三つの科目の特質を一層明確にする。課題を設定し追究する学習を重視する。社会的事象に対する客観的で公正な見方や考え方を深める。現代社会の諸課題と人間としての在り方生き方について考える力を一層養う。公民科各科目ではこの方針に沿って内容を再構成しており、今後、各科目の特質を明確にしつつ課題追究的な学習を授業の中でどのように具体化していくかが実践上の課題となろう。このような課題意識のもと、本書は、各執筆者がこれまでの教育経験を生かしながら、新しい学習指導要領の趣旨をいかに具体化するかという観点から、授業づくりの考え方や学習指導の在り方について考察するとともに、授業モデルを作成し実践可能な形で提示している。
目次
1 公民科改訂の背景と基本方針(公民科改訂の背景;公民科の課題と改訂の基本方針)
2 新しい公民科のねらいと内容構成の特色(ねらいと内容構成の工夫;新旧対比と新しい公民科の特色)
3 公民科の目標と科目編成(公民科の目標;公民科の科目編成)
4 公民科の各科目の目標と内容(現代社会;倫理;政治・経済)
5 各科目にわたる内容の取扱い
著者等紹介
七条正典[シチジョウマサノリ]
文部省初等中等教育局高校学校課教科調査官
大杉昭英[オオスギアキヒデ]
文部省初等中等教育局高校学校課教科調査官
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