内容説明
(1)あらゆることを「自分事」にする→(2)「うまくいかない」を乗り越える→(3)子どもたち自身で成長する。「教師の役割」を減らし、未来へつなぐ3ステップで子どもの「自力成長」を支える!
目次
序章 「教師のいらない学級」づくりのために(「教師のいらない学級」とは?;なぜ「教師のいらない学級」を目指すのか ほか)
1 あらゆることを「自分事」にする(前半 自分で考える土台をつくる;後半 チャレンジする姿を支える ほか)
2 「うまくいかない」を乗り越える(前半 試行錯誤の土台をつくる;後半 乗り越える姿を支える ほか)
3 子どもたち自身で成長する(前半 教師の役割をぐっと減らす;後半 次の学年へとつなぐ ほか)
著者等紹介
若松俊介[ワカマツシュンスケ]
大阪教育大学小学校教員養成課程教育学コース卒業。大阪府の公立小学校で5年間勤務。現在、京都教育大学附属桃山小学校教諭。「国語教師竹の会」事務局。「授業力&学級づくり研究会」会員。「子どもが生きる」をテーマに研究、実践を積み重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
13
授業編でも同じことが書かれていたが、教師のいらない(先生がいなくても大丈夫!と子供が思える)クラスにするには①あらゆることを「自分ごとにする」②「うまくいかない」を乗り越える③子供たち自身で成長する、の3ステップが必要。係活動の改革から、来年度頑張っていきたいな。2022/01/27
なほこ
8
いつも任せようって思うのについ出しゃばっちゃう〜〜あんたらに任せるわ宣言してもつい出てまうから、子どもたちが私に3回出しゃばって良い権利とかくれる(笑) ほんとはもっと力秘めてるんやろうなあと思ったらもっと引き出してあげれなくて申し訳ないとたまに思う。失敗しても安心して挑戦させてあげられるような環境づくりを日々心がけたい。2021/12/01
ぷりん
2
なりたい自分を決めるのも、そのために学ぶのも、成長に向かうクラスを作るのも、「自分たち」なのだということを子どもたちに伝えて任せてきたつもりだった。でも、実際は「うまくいかない」で困る子どもたちを受け止めて支えず、放任してしまっていた。それが、自分たちで乗り越えてやっていく楽しさを感じるチャンスを奪い、先生に決めてもらったほうが楽だと思わせてしまったのか。気づきはチャンス。一人一人のうまくいかなさやチャレンジを支えるために、みる力や問いかけたり価値づけたりする言葉力をつけたい。2021/07/25
読書家さん
1
任せるをどのように捉えるか考えた。レベルに分けて集団を育てていく、自治的集団になるためには何が必要なのか…レベル1.2をどこまで丁寧に進めていくかが鍵になると感じた。2021/07/22
にくきゅー
1
まだこのステージに立っていない。そんなふうに僕は思った。内容はわかる。平易な文章だ。一人一人の子どもの個性や関係を見とりながら、手探りで学級という集団を育てていくことが綴られていると思う。しかし、読み手である僕が、このステージに立っていない。学級が荒れないようにすることを考えることで精一杯、係活動の機能度を見とれていない、子ども一人一人の休み時間の過ごし方、関係性がわかっていない。子どもを、学級を見る解像度がまるで足りていない。だから、この本をまだ読めていないと思う。この本を読める僕になれますように。2021/07/18