内容説明
一度PBLでアプローチしたら、教科型だけの教育には戻れない!「生徒が課題を見出せない」そんな声を、総合的に探究の時間における先生の悩みとしてよく耳にします。学習指導要領では、探究するにあたっては、自己の在り方生き方を考えることが求められています。しかし、そんなに簡単に自分の生き方に「課題」を見つけ出すのは滅多にできるものではありません。そこで本書では、「PBL」(Project Based Learning)という手法や考え方でアプローチしました。PBLは、「生き方を考える」などというあいまいな考え方を明快にし、探究活動を、単なる学びから楽しくおもしろい学びへと変えてしまうのです。その具体的な手順を、本書では50もの題材において紹介しています。さぁ、本書を開いて、楽しい学び、おもしろい学びの世界へいらしてください。
目次
1 PBLでの探究のおもしろさ(探究って何だろう。PBLって何だろう;未来のおもしろいをつくる~創造性の考え方~ ほか)
2 総合的な探究の時間におけるPBL(Project‐Based Learning(PBL)の捉え方
総合的な探究の時間(総探)としてのPBL ほか)
3 PBL型探究活動実践集(PBLプレワーク;課題の設定;情報の収集;整理・分析;課題解決に向けた実践;まとめ・表現)
著者等紹介
清田哲男[キヨタテツオ]
岡山大学学術研究院教育学域教授。1993年より兵庫県公立中学校・高等学校教諭、2009年より川崎医療福祉大学医療福祉デザイン学科講師、2014年より岡山大学大学院教育研究科講師、准教授を経て現職。2018年より兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)教授(兼務)、2022年より岡山大学大学院教育学研究科附属国際創造性・STEAM教育開発センター(CRE‐Lab.)教授(兼務)。専門は美術科教育、デザイン教育、創造性教育。2008年読売教育賞優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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