内容説明
「PISA調査」で主に求められたのは、文章や種々のグラフ・表などの情報をもとに思考・判断できる力であり、自分の考えを自分の言葉で論理的に表現できる力である。問われるのは、日々の国語教室でこのような思考・判断力並びに表現力の育成がどのようになされているかということである。付言すれば、思考・判断力や表現力を鍛え高める絶好の機会であるノートに書かせたりワークシートを活用したりして自分の考えを広げ深める指導をどのように行っているのかということである。本書は、思考・判断力や表現力の育成に直接資する国語科の本来的なノート指導やワークシートの活用の在り方と具体的な指導方法について提案したものである。
目次
1章 PISA調査の結果から見えること(PISA調査の結果をどう受けとめるか;「PISAの学力調査」の概要と学習指導の課題;読解力を支えるノート指導&ワークシートの可能性と課題;思考・判断力、表現力を育成するノート指導やワークシート活用の視点)
2章 読解力を培うノートの活用事例(思考力・判断力を培うノートの活用事例;表現力を培うノートの活用事例)
3章 読解力を培うワークシートの活用事例(思考力・判断力を培うワークシートの活用事例;表現力を培うワークシートの活用事例)
著者等紹介
相澤秀夫[アイザワヒデオ]
宮城教育大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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