出版社内容情報
歴史授業のつまずきを解消するための授業プラン
内容説明
これまで高等学校においては、「知識教授型」の授業が中心で、目の前の生徒を偏差値という記号で輪切りにして、実践されてきた部分があると思います。2022年度から本格実施となった学習指導要領を受けて、「討論型」「対話型」「ペア・トーク型」なども含めた、深い学びを実現する授業への取り組みが始まっています。授業と評価の一体化を目指す為には、PDCAの授業改善のサイクルも大切ですが、その中で教師が想定していない「つまずき」も見られ、指導目標を達成できない授業も生まれてしまっているようです。そこで本書では、生徒が陥りがちな「つまずき」をサポートし、「指導と評価の一体化」を実現する歴史授業&評価モデルを、生徒の興味関心を高める最新の授業テーマで提案しました。
目次
1 指導と評価の一体化を目指す!高校歴史「PDCA」授業デザイン―つまずきから授業改善に向かう3つのアプローチ(はじめに;第1のアプローチ―アクション・リサーチを踏まえた事例的研究;第2のアプローチ―PDCAサイクルを踏まえた観点別評価の歴史授業デザイン;第3のアプローチ―観点別評価を踏まえたつまずきの読みとき;おわりに―つまずきから授業改善に向かう3つのアプローチ)
2 つまずきから授業を変える!高校歴史「PDCA」授業&評価モデル(古代;中世;近世;現代)
著者等紹介
橋本康弘[ハシモトヤスヒロ]
平成7年に広島大学大学院を修了後、広島市立大手町商業高等学校教諭、広島大学附属福山中・高等学校教諭などを経て、平成14年に兵庫教育大学助手、平成16年に福井大学教育地域科学部助教授に就任。平成22年度には文部科学省教科調査官を務める。現在は、福井大学学術研究院教育・人文社会系部門教授
宮本英征[ミヤモトヒデユキ]
広島大学大学院を修了後、広島大学附属中・高等学校を経て、玉川大学教育学部准教授。博士(教育学)。平成30年告示高等学校学習指導要領解説地理歴史編(世界史探究)の専門的作業等協力者。歴史授業の開発方法・評価方法を中心に研究。最近は、歴史教師との共同研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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