内容説明
3つの型+αで、子どもの言葉を受け、返し、学級全員の学ぶ姿を引き出す28フレーズ。
目次
序章 問い返し発問を用いる教師の根底にあるもの
1章 問う子どもの姿を引き出す問い返し発問
2章 子ども同士のつながりをつくり、共に学ぶ姿を引き出す問い返し発問
3章 子どもの語り始めの言葉から、共に思考を深める姿を引き出す問い返し発問
4章 数学的な見方・考え方を広げる子どもの姿を引き出す問い返し発問
5章 学級全員が授業に参加するための問いかけ・指示―子どもの反応を受けて
著者等紹介
中村光晴[ナカムラミツハル]
北海道小樽市生まれ。北海道教育大学岩見沢校を卒業。現在、札幌市立資生館小学校に勤務。日本数学教育学会実践研究推進部小学校部会幹事。全国算数授業研究会幹事。北海道算数数学教育会小学校部会では本部研究部長を経て、現在、本部研究担当次長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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U-Tchallenge
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算数授業の問い返し発問に特化した内容となっている一冊。問い返し発問は、算数授業だけでなく他の教科・領域でも有効なものである。しかし、なかなか問い返し発問を一まとまりにされたものはない。だから、とても有益な一冊である。また、問い返し発問だけでなく、中村先生の授業観が詰まっている。具体的な授業展開例もあるので、それを読めばよくわかる。一つひとつの項目はコンパクトになっているので、少し物足りなさも感じる。そう思えば東洋館出版社から出ている本にあたることをお勧めしたい。2022/10/02