内容説明
主題を的確に読み取るためにどのようなところで、つまずき読み誤るのかに焦点を絞って実態調査をしたり授業研究をしたり実践実証を重ねて効果的な訓練・鍛錬・錬磨指導法の発見と授業創造を目指す。
目次
1 誤りやすい主題の捉え方とその指導(主題を読み取る価値;主題把握の実態;5ー6年のトレーニング内容)
2 主題を直観的に捉えられない場合の是正トレーニング(文章全体の構成を読み取る;クライマックスをとらえる;場面の展開・関係に着目して読み取る)
3 登場人物の様子を捉えられない場合の是正トレーニング(登場人物の心情・行動・性格を読み取る;登場人物の心の変容を読み取る;登場人物同士の関係に着目して読み取る)
4 巧みな表現を味わえない場合の是正トレーニング(情景や人物の心情を読み取る;生き方にかかわる語句や文を読み取る;重要語句の意味に着目して読み取る)
著者等紹介
瀬川榮志[セガワエイシ]
現在、中京女子大学名誉教授、全国小学校国語教育研究会名誉顧問、全国日本語教育学会会長、日本子ども文化学会名誉会長、全創国研名誉会長、21世紀の国語教育を創る会代表。1928年鹿児島県に生まれる。東洋大学国文学科卒業。鹿児島県・埼玉県・東京都の公立学校教諭、東京都教育委員会指導主事、東京都墨田区立立花小学校・中野区立上鷺宮小学校・同鷺宮小学校長を歴任。その間、文部省教育課程教科等特別委員・教育課程調査研究協力者ならびに副委員長。学習指導要領指導書作成委員、NHK学校放送教育番組企画委員。中京女子大学教授・同大学子ども文化研究所所長。現在も全国的規模で授業理論の確立に活躍中
吉本清久[ヨシモトキヨヒサ]
現在、熊本県八代市立麦島小学校教諭、熊本―21世紀の国語教育を創る会代表。1964年熊本県に生まれる。熊本大学教育学部卒業。平成元年より熊本県公立学校教諭。『言語行動観に立つ国語科教育』を実践し、全日本言語学会で論文発表。言語感覚を磨くモデル授業をはじめいろいろな領域テーマで全国大会等において公開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。