内容説明
社会科における探究的な学びとは、どのような学びなのでしょうか。本書では以下の5つのポイントにフォーカスして、子どもたちが熱中する探究的な授業づくりのポイントをまとめました。(1)「社会科×探究」の問い。(2)「社会科×探究」の学びの振り返り。(3)「社会科×探究」の板書。(4)「社会科×探究」における批判的思考力(クリティカル・シンキング能力)。(5)「社会科×探究」とSDGs。これらのポイントを踏まえ、単元ごとの授業モデルについても、探究のスタートとなる単元を見通す問いから、学びの道筋を示す板書、学びの振り返りまでを詳しく解説しています。
目次
序 探究的な学びを紡ぐ社会科授業デザイン
第1章 「社会科×探究」授業づくりのポイント(「社会科×探究」の問い―探究的な学びの出発点となる問い;「社会科×探究」の学びの振り返り―次なる探究の種を見つける振り返り;「社会科×探究」の板書―探究的な学びを推進・整理するための板書とその構造化 ほか)
第2章 板書&展開例でよくわかる!「社会科×探究」授業モデル(第3学年「市の様子と人々のくらしのうつりかわり」 なぜこんなにも洗濯機が便利になっているのに、今も洗濯板が売れているのだろう;第4学年「自然災害からくらしを守る」 なぜ○○○○(公共施設名)は、ハザードマップではイエローゾーン(土砂災害警戒区域)なのに、避難場所に指定されているのだろう
第5学年「あたたかい土地のくらし」 なぜ沖縄県では、わざわざ冬にスイカを出荷している地域があるのだろう ほか)
第3章 批判的思考力を働かせる!「社会科×探究」学習単元まるごとモデル(批判的思考力を働かせる中で探究的な学びを紡ぐ単元構成;「批判的に考える力」と「未来像を予測して計画を立てる力」;第5学年「これからの工業生産とわたしたち」―命を奪う工業製品から命を支える工業製品へ ほか)
著者等紹介
中村祐哉[ナカムラユウヤ]
広島県公立小学校教諭。広島大学大学院人間社会科学研究科教職開発専攻在籍。広島県広島市生まれ。元上海日本人学校虹橋校教諭。2018年度広島県ユネスコ連絡協議会主催第5回『広島県ユネスコESD大賞』個人(学校)部門受賞。2020年度JICA地球ひろば主催『国際理解教育/開発教育指導者研修』を修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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