内容説明
本書は、主に五年、六年の物語文の学びを通して、子どもの個性や実態に応じた読みの観点を設定していくことが、どのようにテクストと子どもとの読みを拓き、さらには、他者との対話を生み出し、共同体全体で新たな読みを創り出す可能性を拓いていってくれるのかについて、実践例をもとにして考究したものである。
目次
序章 『学びを紡ぐ共同体としての国語教室づくり』によせて
1 学びを紡ぐ共同体としての国語教室づくりの条件
2 学びを紡ぐ共同体としての国語教室づくりの実際―相互作用を重視した物語文の学び
3 共同の学びを促す子どもの読みの観点の形成と読みの深化の概要
4 学びを紡ぐ共同体としての相互作用を活性化するための第一次の取り組みの重要性
著者等紹介
河野順子[カワノジュンコ]
兵庫教育大学大学院教科・領域教育専攻言語系コース修了。前、広島大学附属小学校文部教官。現在、兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)、広島大学特別研究生
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