内容説明
本書は、中学校数学の授業で生徒たちに数学的なものの「見方・考え方」を働かせるアイデアを知りたいとか、授業のネタを増やしたいというように、算数・数学の授業に興味を寄せる方に向けた本です。我々の身の回りのちょっとしたところに数学と関連する事柄がひそんでいたり、数学を勉強すること自体が楽しかったり、数学を学ぶきっかけはいろいろあることでしょう。ただ、これからの時代は、スマートフォンで計算機能を活用し、忘れた知識はインターネットで検索して思い出せば、用は済まされる世の中になっています。そのような時代に突入しているからこそ、生徒たちに数学的なものの「見方・考え方」を働かせることに、より価値が出てきます。スマートフォンで計算しパソコンのネット検索で知識を確認できても、ものの「見方・考え方」を味わうことは、我々にしかできないこと、我々だからできることなのです。
目次
第1章 7つの指導術で数学的な「見方・考え方」が働き出す!(「見方・考え方」を働かせる数学の授業;「見方・考え方」を働かせる7つの指導術;「見方・考え方」を働かせる授業と学習評価)
第2章 「見方・考え方」を働かせる7つの指導術&授業ワークシート(1年;2年;3年)
著者等紹介
天野秀樹[アマノヒデキ]
昭和51年1月27日愛媛県松山市生まれ。平成12年3月広島大学大学院学校教育研究科修士課程修了。平成12年4月~広島市内の公立中学校教諭。平成25年4月~広島大学附属東雲中学校教諭(現在、主幹教諭)。これまでに中国・四国算数・数学教育研究大会や広島県算数・数学教育研究大会、広島県学力向上総合対策事業等で指導助言者を務める。また、中学校の教科用図書(東京書籍『新しい数学』)の執筆者を務める。現在、広島県中学校数学教育実践研修会を運営し、広島県内の中学校数学教師とともに研鑽している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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