内容説明
本書の意義は、新学習指導要領において、中学校3年間で350単位時間実施される社会科三分野のすべての授業について、筆者自らの実践に基づき、単元を貫く「発問」を示し、さらに毎時間の主発問と学習活動、各単元のまとめ、評価方法の事例を示したことにあります。また、ワークシートや学習活動の工夫などの授業の手法についても触れていますが、発問による授業構成に重点を置き、生徒の実態に合わせて先生方に工夫していただけるようにしました。
目次
第1章 単元を貫く「発問」でつくる新しい授業づくり(単元を貫く「発問」の考え方;単元を貫く「発問」に基づく授業づくりと評価計画;年間指導計画の具体例;学習評価の具体例;単元を貫く「発問」に基づいた今後の取組 ほか)
第2章 単元を貫く「発問」でつくる新授業&評価プラン(地理的分野A 世界と日本の地域構成(1)地域構成(16時間扱い) 世界や日本はどのように構成されている?
地理的分野B 世界の様々な地域(1)世界各地の人々の生活と環境(8時間扱い) なぜ、世界各地では人々の生活に多様な特色が見られるの?
地理的分野B 世界の様々な地域(2)世界の諸地域(31時間扱い) なぜ、オーストラリアは多文化社会に移行したの?
地理的分野C 日本の様々な地域(1)地域調査の手法(6時間扱い) 私たちの学校周辺にはどのような特色や課題がある?
地理的分野C 日本の様々な地域(2)日本の地域的特色と地域区分(14時間扱い) 日本の地域的特色に基づいて、日本の地域区分を考えよう ほか)
著者等紹介
内藤圭太[ナイトウケイタ]
東京学芸大学附属竹早中学校教諭。1984(昭和59)年、浦和(現さいたま)市生まれ。2008(平成20)年、武蔵大学人文学部比較文化学科卒業。2010(平成22)年、東京学芸大学大学院教育学研究科社会科教育専攻修士課程修了。東京学芸大学附属小金井中学校非常勤講師、埼玉県公立中学校教諭、埼玉大学教育学部附属中学校教諭を経て、2021(令和3)年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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